内喉頭筋 甲状披裂筋

甲状披裂筋thyroarytenoid muscle(TA)は声帯そのものと言っていい部分です。この筋肉はいくつかの筋束で構成されており、それぞれの筋束は別々に緊張させたり、弛緩させる事ができます。一部は甲状軟骨の前内面から、一部は甲状軟骨と輪状軟骨の間の膜から起り、披裂軟骨に繋がっている。上下•前後•左右の方向で声帯を緊張させる事ができ、無限ともいえる変化をさせる事が可能となっています。以下に3つに分けて細かな説明をします。

甲状披裂筋を2つに分ける

外側甲状披裂筋

声帯の外側部分ですが、本来の機能として、食べ物が気管に入らないようにする役割があり、日常的に機能していると考えられています。

極低音を発声する時に機能していると考えられます。地声を出すメインの筋肉です。

内側甲状披裂筋

声帯の緊張を強める、地声を出す筋肉です。

特に中音域より上の音域、ミドルボイス、ミックスボイスを出す時に重要な機能を果たします。

対になっている声帯を接近させたり、厚さを調節すること、外側に向かって張る筋肉 輪状甲状筋に対して内側に働き弛緩させる作用ができ、そのバランスでミックスボイスが可能となるため、重要な役割りを果たしています。

ボイストレーナー JUN

声に何度も泣かされた過去を持ち
生徒と心から歌う喜びを共有する日々

大手の音楽教室で講師経験後に独立。
入会率と継続率の高い優秀講師としてレッスン手法をセミナーで紹介される。
中学・高校の音楽科教員の経験からレッスンのわかりやすさというところでの評価を受けている。
これまでに、現役シンガー、ボイストレーナー、音大生(音大入試)、オーディション対策など、数多くの人数を指導。また企業からの依頼を受けアーティスト育成も行っている。

レッスンしてきたことのあるジャンル:
J-POP・洋楽・PopRock・ミュージカル・
Classic・民謡(発声指導のみ)

東京都言語聴覚士会準会員・中学高等学校音楽科一種免許保有
修了講義:”Belting &Effect” ”Motor Lerning Theory in Vocaltraning” “Classical Singing” “Collaborative work with Vocal coach and SLP”

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