声が良く響く!!舌のトレーニング

ボイストレーナーのJUNです。

声が響かない・・・そう感じる人のほとんどの人が持つ原因かもしれないのが、舌の問題です。

人は食事を摂るために飲み込む動きを舌が行なっていて、その動作自体がそもそも奥に働いているので、声を出す際の響きの良い位置とは相反すると言えるかもしれません。

舌は複数の筋肉で成り立っていて、過剰に力みやすいことで奥まってしまったり、その力みが声帯のスムーズな働きを邪魔してしまう原因にもなり、結果響きの質の低下に繋がってしまいます。

舌の適切な位置は人によっては違いますが、舌先が下の前歯の裏に触れるくらいの位置を基準にすると良いという考え方が一般的です。

しかしその位置に固定しようという意識もまた力みの原因となる可能性もあるため、まずは舌のリラックスを促すエクササイズを行なってあげることから始めることをオススメします。

定期的に取り組んであげることで、効果が得られますが、声を出すときに舌を力ませないと出せないという人がいます。

それは、本来働いて欲しい所の働きが弱いことを舌の力みで補ってあげている可能性があるため、本来の正しい働きを促してあげることで舌のリラックスが可能となる場合もあります。

声は中々厄介です。

その場ですぐにできても身体に定着させる良い癖づけができるにはやはり一定の期間が必要となります。

一気に全てを解決させるというより数ヶ月単位で気長に取り組むイメージを持ってあげることも大切です。

声の響きと関係する共鳴は主に口や喉の空間で成り立っていますが、中でも舌の位置は大きな影響を与えます。

舌のリラックスにより共鳴の調節も行いやすくなり、理想的な声の響きを手に入れる土台となってくれます。

日々の中で舌のリラックス練習を上手に取り入れて行ってみてくださいね。

ボイストレーナー JUN

声に何度も泣かされた過去を持ち
生徒と心から歌う喜びを共有する日々

大手の音楽教室で講師経験後に独立。
入会率と継続率の高い優秀講師としてレッスン手法をセミナーで紹介される。
中学・高校の音楽科教員の経験からレッスンのわかりやすさというところでの評価を受けている。
これまでに、現役シンガー、ボイストレーナー、音大生(音大入試)、オーディション対策など、数多くの人数を指導。また企業からの依頼を受けアーティスト育成も行っている。

レッスンしてきたことのあるジャンル:
J-POP・洋楽・PopRock・ミュージカル・
Classic・民謡(発声指導のみ)

東京都言語聴覚士会準会員・中学高等学校音楽科一種免許保有
修了講義:”Belting &Effect” ”Motor Lerning Theory in Vocaltraning” “Classical Singing” “Collaborative work with Vocal coach and SLP”

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